南九州ローカル線(その1)


いつもの出張ついで旅行、今回は行き先の選定に非常に迷いました

山陰の国鉄色キハ58&181にもついに時代の流れ、新車への置き換えが迫っていたからです

しかし2月に心おぎなく撮影してきていたので今回は未乗路線の乗りつぶしにあてることにしました

ということでまだ未乗線が多数ある九州へ、それもローカル色が濃い南九州の路線乗りつぶしに行くことにしました

 

九州への足は今回、あさかぜを選んでみました、理由はシャワーが付いている、A個室がいいらしい等の理由からです、そのA個室ですがあれは

いいですね、オリジナルのオロネ25よりも広いしビデオ、音楽なども聞けます、シャワーを浴びてビールと駅弁を食べながら映画を見ていました

あさかぜはかなり気に入りましたね、また使いたいと強く思いました

それにしても近年の九州ブルトレの凋落は目にあまるものがあります、会社帰りにさくら・はやぶさを見たりするのですが1両にわずか数人しか

乗っていません!このあさかぜも東京出発時点ではガラガラでした

東京駅を出てすぐに京浜東北の電車と併走しました、どんなに乗客が少なかろうと、どんなに時代遅れの乗り物になろうともさすが寝台特急です

いろんな人がこちらをじろじろ見ています、優越感に浸れる瞬間です

乗客が少ないからと言ってスピードや効率化だけでこのようなブルトレの魅力をやすやすとなくしていいのでしょうか?こちらを見ている人たちの

大部分はきっと「いつかこんな列車に乗って遠くへ行ってみたい」という思いで見ているはずです、飛行機やバスでは決してマネの出来ない魅力を

もっと活かして廃止などせずに活性化してほしいと思うひとときでした

 

あさかぜから九州に上陸しソニックに乗って博多に着きすぐにつばめに乗って半年ぶ

りに西鹿児島までやって来ました、となりにサロ改造のクハ455がいたのでパシャッ!

この車両、下降窓がまるで私鉄の車両みたいでかっこいいですね、気に入っています

西鹿児島から間髪入れずに指宿枕崎線に乗り継ぎです、未乗の路線に足を踏み入れ

ます

 

指宿枕崎線は日本最南端を走る路線です、景色は至る所南国ムードにあふれています、そして日本最南端の駅西大山まで来ました

ひたすら鉄道に乗り続けはるばるここまでやって来ました、この駅の近くには雄大な開聞岳がそびえ立っています、車窓から見える開聞岳は圧倒的

で凄いです、この辺が指宿枕崎線一番の見所ですね

 

車窓は南の果てといった民家の少ない風景が続きます、線路も草ぼうぼうで廃線のようでした

終点枕崎に到着したのは夕方6時頃、東京を出て23時間ほどかかってたどり着きました

この駅はかつて鹿児島交通との乗換駅でしたが今は廃線となり指宿枕崎線だけが単線で行き止まりになっています、駅も無人で駅舎も古めかしく

朽ち果てたという印象です、周囲の町並みから忘れられたような空虚な感じでした

 

枕崎から西鹿児島に戻って一泊後、日南、吉都線に乗るため宮崎を目指します

途中、西都城はかつて志布志線の乗換駅でした、志布志線が廃止になったあとも駅名板には

志布志線のものが消しただけでいまだに残っておりました

 

南宮崎から日南線を南下します、この路線も指宿枕崎線同様南国ムードにあふれています

南九州はかなり気に入りました、草も伸びやすいのかどの線も草ぼうぼうで南の国のサトウ

キビ用軽便線のような趣がありますね、この駅もいかにも南国という雰囲気だったので撮影

してみました

この駅は終点志布志の数駅手前で、すでに2両編成の車内には3人しか乗っていません!

 

その2へつづく

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